バターコーヒーダイエットはグラスフェッドバターなしでもいい？MCTオイルのみでも大丈夫？美味しさは？

バターコーヒーを自宅で飲んでみたいな、バターコーヒーダイエットは効果があるのかな、と興味を持った方、でもグラスフェッドバターって何？！普通のバターじゃないの？と気になるのではないでしょうか。

グラスフェッドバターを調べてみるとすぐに分かるのですが、普通のバターに比べてかなり値段が高いです。

えー！そんなに？！て、思いますよね…私は思いました。

そんなに高いバター、本当に入れなきゃいけないの？って。

グラスフェッドバターさえ必須でなければ、もっとずっと手軽なのに！って。

というわけで今回は、バターコーヒーにはグラスフェッドバターが必須なのか、バターコーヒーダイエットはバターなしでもいいのか？についてです。

バターコーヒーダイエットに使われるグラスフェッドバターってなに？

グラスフェッドバターというのは、牧草のみを食べて育った牛のミルクから作ったバターです。

牛が牧草食べて育つなんて普通でしょ、と思うかもしれませんが、一般的な乳牛は草以外にも穀物（トウモロコシや大豆）もエサとして与えられています。

また、一般的な乳牛にはホルモン剤などの投与がされている場合がありますが、牧草のみを食べて育つグラスフェッド牛にはホルモン剤の投与もされないのだとか。

グラスフェッドバターは、一般的なバターに比べると不飽和脂肪酸の一種の共役リノール酸が多く含まれているのが特徴･･･って言われても、すぐにはよくわからないですよね。

バターコーヒーダイエットで痩せるメカニズムはプチ断食

バターコーヒーダイエットって、朝食をバターコーヒーに置き換えるってやつでしょ、というのが一般的なイメージかと思いますが、ちょっと違います。

確かに朝食はバターコーヒーにするんですが…痩せる理由というかメカニズムを分かってないと、逆に太る可能性すらあります。

バターコーヒーダイエットは、朝食をバターコーヒーのみにすることによって、毎日プチ断食を繰り返すダイエット法です！

朝食の分のカロリーが抑えられる

バターコーヒーって、バターやらMCTオイルやらどばどば入れるから、いかにもカロリー高そう…って思えますよね。

バターコーヒー専門店のレシピに従って、バター１５ｇ、MCTオイル大さじ１とします。

参考【最強のバターコーヒー】代々木で本格的で美味しい専門店の味を確認してみる

無塩バターのカロリーは100ｇあたり750kcal、MCTオイルは100gあたり900kcalです。
油は水より軽く、大さじ１は12g

ブラックコーヒーにはほとんどカロリーがない（4kcalほど）ので、バターコーヒーのカロリーは合計224kcal

ご飯1杯150gほどで250kcalほどですので、朝食をバターコーヒーオンリーとするのであれば、さほど高カロリーでもありません。

インスリンの分泌を抑えられる

バターコーヒーはカロリーはありますが、糖質もタンパク質もほとんど含まれません。よって、インスリンの分泌が促されません。

無塩バターの栄養成分表示　100g当たり

エネルギー　750kcal
たんぱく質　0.5g
脂質　83.0g
炭水化物　0.2g
ナトリウム　4~15mg
[雪印メグミルク(株)調べ]

出典元：雪印メグミルクHP

夕食以降間食せず、体に糖質が少ない（０ではないはずですが）状態で、エネルギー源として油（脂肪）を入れたコーヒーを飲むことで、昼食くらいまでプチ断食を継続。

バターコーヒーは、普通の朝食に比べてカロリーが抑えられるうえ、脂肪の分解を阻害するインスリンの分泌も抑えられているので、足りない分のエネルギー源として体の脂肪が燃えやすいはずだ、と考えられます。

バターコーヒーダイエットにMCTオイル（中鎖脂肪酸）は重要

バターコーヒーダイエットのためのバターコーヒーを作るうえで、もう一つ気になる材料といえば、そう、MCTオイルです。

MCTオイルとは何かというと、中鎖脂肪酸（Medium Chain Triglcerides）だけを取り出した食用油のことです。

この中鎖脂肪酸の特徴は何かというと･･･（学術論文などを当たり始めると話が非常に難解になるので特徴だけ上げると）オリーブオイルなどと比べても、分解に必要とされるいくつかのプロセスをすっ飛ばして吸収され、すぐに分解され、エネルギー源として使われやすい、という特徴があります。

つまり、摂取してもすぐにエネルギーとして使われてしまうので、体にたまりにくいというありがたいオイルです。

バターコーヒーダイエットは前日の夜から昼食まで、12時間以上のプチ断食を行います。

なので、夜寝て起きた頃には夕食で取り入れた糖質はすでに血中にはだいぶ少なくなっている状態で、午前中を乗り切る必要が出てきます。

バターコーヒーダイエットを始めたばかりの時は特に、空腹感やエネルギー不足感に悩まされるのですが、これを補うのが中鎖脂肪酸です。

朝食代わりのバターコーヒーで取り入れた中鎖脂肪酸はすぐに吸収、分解してエネルギーとなり、午前中の「お腹が髄て動けない」「エネルギー不足でぐったり」という事態の緩和につながるわけです。

関連バターコーヒーに入れるMCTオイルって何？分子構成、効果効能、おすすめの使い方まで

バターコーヒーにグラスフェッドバターを入れる理由は…美味しいから？

バターコーヒーに入れる脂肪のうち、特にいい仕事してるのはMCTオイル…

だったらもう、バターいらなくね？MCTコーヒーでよくね？って思いますよね。

わたしは思いました。

だからやってみました！結果！

MCTオイルのみだと、攪拌してもきめ細やかな泡も立ちにくく、油っぽさが目立ちます。

飲めなくはない、飲めなくはないですが、飲みたい！とまではいかない感じでした。

バターコーヒーダイエットは毎日毎朝、バターコーヒーを飲むことになります。

続けていかねばならないため、いくら安く済むとはいえ、不味いとなかなか続かないものです。

関連バターコーヒーは普通のバターで作っても大丈夫？効果はある？美味しさは？

グラスフェッドバターなしでもバターコーヒーダイエットの効果はおそらく出る

朝食をバターコーヒーに置き換えるバターコーヒーダイエット、非常に簡単なため、産後ダイエットやワーママには特におすすめですが、ネックになるのはやはり、グラスフェッドバターとMCTオイルの価格の高さです。

手軽に痩せたい！でもやっぱりお金はそんなにかけたくない！

分かります！非常に分かります！

グラスフェッドバターとMCTオイル、両方揃えると結構な値段ですから･･･どちらか片方にするのであれば、グラスフェッドバターをあきらめてMCTオイルのみにする方がおすすめです。

ただ、バター抜きのバターコーヒーは残念ながら味も落ちてしまいますので、私のおすすめとしては「まぁまぁいい無塩バターで手を打つ」です。

バターコーヒーダイエットは、グラスフェッドバターに入っている何かの成分で痩せる、というよりはプチ断食の効果で痩せるものです。大丈夫、グラスフェッドバターではなくもう少し安いバターでも充分効果は出るはず。

お財布にも優しく、美味しいバターコーヒーを続けて、じわじわ痩せる、これがおすすめです。

手間もコストも抑えて、バターコーヒーダイエットを続けたい、というのであれば、実は インスタントで手軽なチャコールバターコーヒーのほうがおすすめです。

バターコーヒーダイエットは、なんであれ続けていくのが大事です！一番自分に合った方法を見つけていきたいですね。